「戦隊ものでね、悪役の女の子、探してるんだけど、
あみちゃんが候補に上がってるから。
「ジバン」のマーシャがよかったからじゃない?
決まったらまたレギュラーだって。
今回はアクションが出来るってのが条件みたいだから、
アクションシーンが入ってるビデオを持っていったらね、
早速来て欲しいって。
明日、大泉に面接に行ってくれる?」
今は亡き、Kマネージャーからの電話。
「また悪役かぁ。いいかもしれないなあ」
ただぼーっとそう思っただけだった。
そして大泉の東映撮影所でのプロデューサー面接。
「グリフォーザーっていう怪獣の奥さんなんですよ」
という説明を受けた。一緒に戦うシーンも多いので、
アクションはかなりやってもらう、ということも。
「ジバン」のときから面識のある方たちばかりだったので、
面接というより、和やかな四方山話みたいでとても楽しい時間だったことを覚えている。
私はその日紺のヘアバンドをして、紺の服を着ていた。
あえて清楚な服を選んだのはなぜだったのだろう???
そして・・・・・・・・・・・・・・・・。
その翌日には「あみちゃんに決まったから」という連絡。
こうして、私の意志とは関係なく(笑)
あっという間の勢いで、私は「ラミイ」を演じることに決まった。
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