一人ビデオ撮影会

全部終わってから明かそうと思ったネタ(?)がこれです。




12月の最終お稽古で、とりあえず、振り入れが終わりました。

その後はひたすら、ひたすら、
繰り返しのお稽古が続きます。
師匠の要求はどんどん高くなっていきます。




絶望的に行き詰まり、
自分が、どう踊っても、もう、どうにもならないような
そんな気分になってしまった時期がありました。



師匠も、手を変え、品を変え
必死に私を「よくしよう」と頑張ってくださるのに
私の身体も心も、全然それに応えることができない。



ある日、師匠が、おっしゃいました。


「ビデオ、撮ってごらん」

自分の踊りのビデオを、自分で撮ってごらん。
いろんなことが、一番わかりやすいから。
鏡では足りない。鏡だと、自分で調整しちゃうから
折角の文明の利器だもん。使っちゃいなさいよ。
どこか広いところでさ。全部が写るように。
すごく勉強になると思うよ。



・・・・・・・・・。





よし撮ろう!!!


思い立つと行動の早い私は
早速、「区民センター」を訪ねます。



なぜ区民センターかって?


踊りを撮影するにはかなりの広い場所が必要
だからです。




ちょうど自分が休みの日の午後、
空いているいいお部屋がありました。

約30畳の集会和室です。



使用料1900円なり。よしよし。


受付に行きます。

おじさん:「はい○月△日の午後ですね」
あみ:「はい。」

着々と手続きは続きます。

おじさん:「で、団体名は?」
あみ:「・・・だ、だんたいめい?・・・」
おじさん:「うん。だって、ほら、
               外に看板出さなくちゃいけないから」


そうだ・・・区民センターって、玄関のところに
「本日の使用状況」っていう看板が!!ああ!それか!


あみ:「えっと・・個人でやってる集まりなもんで・・・
    だ、だんたいめいは、ないんですけど・・(^^;)」


おじさん:「ええー?困っちゃうねえ。
      なんか名まえつけてよ




・・・・・・・・・・。んなこと言われても!!(T^T)




シャレた名まえも思いつかず、無理やり書いた名前は・・






「藤間流研究会」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



一体何を研究する
団体ですか?(^^;)
っていうか、私、誰?!






おじさん:「藤間流研究会ね・・・使用目的は日本舞踊の稽古、と・・・
・・・・・で、利用人数は何人?



あみ:「・・・さ、3人っ!!!!」






30畳の和室を、
たった一人で
4時間も使用する、
とは死んでもいえませんでした(T^T)






そうして、わたしはエセ団体・「藤間流研究会会員として、、
当日は「私以外の会員は全員欠席」という
無理ありまくりのシチュエーションで、
「区民センター集会和室」
たったひとりで使用することとなったのでした。





んなわけで当日。


レンタルのビデオカメラを当日返却予定で借りてきて(安い!)、
集会和室に入りました。



・・・・だだっ広い空間で
孤独に三脚を立ててる自分
が寂しかったです。(T^T)



そして、
だだっ広い空間で、
孤独に着物に着替えてる自分
も、寂しかったです(T^T)[




立ち位置を決めるため、
真ん中と上手下手の端っこに
赤い靴下を目印に置きました。




★↓その光景の一部


藤間流研究会
真ん中のしるしは靴下



藤間流研究会
右にちらっと見えるのも靴下




・・・・・たった一人で黙々と
ビデオカメラの前で「藤娘」を踊る私。
これが見ようによっては、レアな裏ビデオみたいに見える・・(^^;))


踊るたびにテレビにビデオをつなぎ、チェックし、
また踊る私。



最後は孤独にへれへれ(*.*;)
になりました・・・・・。




しかし、ビデオでのチェックは、師匠のご提案どおり、
とても勉強になりました!

「そうか!こうなることは、こうだから、ダメなんだ!」
ということを眼で納得できたのです。

一度眼で納得すると、
身体も反応しやすくなります。
これは本当に、いい自主稽古の手段だと思いました!



★これは、また折に触れてやろうかな、と思いますが、



誰かシャレた団体名を
考えてください(T^T)!!


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