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名語録(お稽古篇)

師匠は、非常に多彩なボキャブラリーと表現力で
とてもわかりやすいお稽古をしてくださいます。
あまりに言いえて妙で笑ってしまうものから、
ぐさりと突き刺さるものまでいろいろです。






41・「舌出し三番叟」の千歳の御稽古をしています。振りも間も入ってます。入っているのですが・・。
         下半身がヤキモチ焼くよ。
     上半身と同じくらい、
     私のことも
     かまってかまって〜っ!!って。
          せっかく上半身はそれだけ気を遣って踊れるようになったのに・・
          下半身がほったらかしだよ。
          例えば、足を上げるとき、上げたはいいけど、
          上げる前、上げる途中の動きに何の気遣いもない。
          しっかり止まってほしいところで止まらないで動いて
          次から次へと進んでしまう。
          上半身と同じくらい、
            もっと気遣ってあげなさいよ。
      「一見・・・手先だけみてると綺麗に踊ってるように見えて・・実はぜんぜんちゃんと踊れてない。
        それは全部下半身ができてないから。
       一見、腰が入ってるようにも見える。でも気遣いが足りないから、弱い。
       その下半身の弱さが踊りをへなへなさせてる。」
       ・・・・・・・・・・・またまた・・・・大きな大きな壁の登場。壁だらけ。
        まだまだ超えてない壁が沢山あるのに増える一方です!!(大変だけどちょっと嬉しいのはなぜ?)


42・41の続きです
         「どうしようどうしよう、ってすぐ思いなさんなよ。
        今すぐ、何もかも出来るようになれと、僕は言ってない。
        でも、それを目指して、一つでも二つでも、何かしないと、ね。
        イチでも何かすれば、
      それは2にも3にもなっていく。
      でもゼロだったら、それはいつまでもゼロ。
      ゼロとどの数字を掛けても
      全部答えはゼロだってことはわかるだろう?
      イチでいいから、何か、しなさいよ。」
       ・・・私の師匠は・・・・スゴイ・・と、またまた思った一言でした。

↑新しいの
************************************
↓今までの

1・クルリと回るときに・・・「顔を前に残さないで。俳優さんはみんな顔を残したがるけど。
              顔を残して回ってもいいのは玉三郎さんだけ」
      バレエをやっていたせいもあり、どうしても顔を残して回ってしまう私。
      かなり「直った」と言っていただきますが、いまだに時々・・・悪い癖が・・。
      「そんなに自分の顔を見せたい?」という厳しいお言葉もありました(^^;)




2・目線について・・・「一箇所をキッ!と見ないで。私はここを見てますっ!って
            目をしない。どこか見てるようでどこも見てないような
             目つきになれないかなあ」
       歌舞伎役者さんなども・・確かに、「どこか見てるようでどこも見てない」
       目線をしますよね。コレは難しくて、まったく私には出来ていません(T^T)
         勿論踊りによっては、キリリと見ていいものもあるのですが。
         睨むのは得意なんだけどなあ(笑)。





3・「廓八景」でお酒を注ぐ仕草をしたとき・・
            「手先で物を取りに行かない。手先で注がない。
              全部『胸』から行って、『胸』で動いて。
              そうしないと、ちょっと高級な仲居さんになっちゃうよ」
 
         高級な仲居さん・・・・!!!コレには笑い転げました。
         ついつい手先でチョコチョコ動いてしまう癖が。
         背が高いから小さく見せようとして・・でも
         セコセコ動いてはいけませんね。はー・・。




4・浴衣浚いに向けてお稽古が進む中で・・・
          「そろそろ、付け足す作業を止めて、削ぎ落とす作業を
           しましょうか」
           「え?まだまだ付け足してください。まだまだ私、足りないです」
          
          「あのね。芸って言うのは 削ぎ落とすものなの。
           ずっと付け足し続けてごらん。
           芸がゴテゴテして、トラック野郎のトラックみたいに
           なっちゃうよ」
        このお言葉には・・・・・・・・・・・目からウロコが20枚くらい落っこちた気分でした・・!




5・小道具使いについて・・
          「自分が持ってるものは自分の体の一部だと思って。
           撥なら、撥の先端が自分の指の先なんだって意識で。
           そうしないとだらしなく見えるから」
         小道具を体になじませることの大切さがよくわかります・・。コレも難しい!!





6・私の踊りがあまりに固いので・・・
           「軽く!軽く!でも、軽いのとユルいのとは違うからね
          決まるところはしっかり決めつつ、軽く踊る・・・・。力を抜くことと、
           ゆるーーい感じになることは意味が違う・・。うううーっ!




7・「子供のころからやってないと、絶対に上手くならない」と、
     ある人に言われ、落ち込む私に・・・
           「確かに、子供のころからやってるっていうのは、
               有利ではあるけれど、
              大人になって始めても
               決して不利にはならないよ

            「これから、どうお稽古していくかってことなんだから」というお言葉に・・・
            とてもとても救われた私なのでした。踊りに限らず、「いくつ」で始めるかは
            問題ではなく、始めて、それを続けることに大きな意味があることを学んだのでした。




8・私の踊り全般に対して・・・
          「旨味をつけて欲しいんだよね。
           お肉だって、脂身がないと美味しくないじゃない?
           あなた自身は、変わらなくていいから。そのままで。
           そのままの、あなたの、
        周りに脂身をつけて欲しいんだよ
            

               芸の脂身・・・!これは踊りのことだけでなく、俳優として、そして
            女性としての私にとってずっと大きな課題だったこと・・・でも最近は
            目をつぶってしまっていたのでした。「ま、いいか」と。けれど、それじゃ進歩がない・・。
            私の最大の欠点を見事に指摘され、改めていろいろ考える機会をいただきました。
            本当に師匠はスゴイです。




9・早いテンポの踊りになったときに・・・・
           バタバタ暴れない暴れない!
            こういうところを優雅に踊らないと。」

            振りに「振り回されて」、バタバタしてしまう私。
            間が早くても、ゆとりをもって動かなければいけません。振りと振りのつなぎ目も
            ギクシャクしてるため、余計優雅になりません。大きな克服したいポイントの一つです。




10・首が上手く振れなくて、どうしていいか悩む私に・・・
           「何センチ、何ミリ動かして、何度の角度ならいい、とか
            そういうことではないんだよ。
            いろんな種類のいろんな踊りを踊ることで
            コツが見つかるものだから。

             例えばね、五郎を踊ったことで、浅妻の首の動きがよくなったり、
           藤娘を踊って、男の首振りのコツを発見したり。
           
           踊りは全部つながってるんだよ。」
          
          「首振り10年」と言われるそうです・・・・。これから・・・これからです!
          道は道は・・・・・・果てしなく長い・・・・・!!!




11・手ぬぐいを使った振りのお稽古で・・
          「ちゃんと、左右の長さが対称になるように持ってね。
            そうしないと、ガサツに見えるよ
          こういうところに、私の「地」が出てしまう・・・・・!
             しかし、動きの中で対称に持とうとすると手がまごつくし・・。
             何も考えなくても、そういうことが、自然に出来るように・・・・・・・なりたい!
          




12・とにかくとにかく、色々悩む私に・・・
        「自分で、色々考えてやってみてよ
         こうやってみよう、ああやってみようって工夫して。
         おかしかったら、ちゃんと直してあげるから。
         僕があなたに渡すものと、あなたとの間を
         繋ぐのが、工夫だからね。

         与えていただき、それを咀嚼するのは自分・・・。受身なだけじゃだめ。
         工夫するには「引き出し」が必要で、私にはまだ「引き出し」が足りなすぎる!
         でもでも、「欲しいもの」は沢山あるので、それをしっかり受け取るために
            頑張って、私なりの「工夫」をしていこう・・・!そうすれば・・・引き出しも増えるはず!





13・丁寧に踊る、という意味がどうしても体で理解できず、悩む私に・・
       「もう振りは全部覚えてるんだからさ。・・・例えば
         人に説明するつもりで踊ってご覧。
         今、自分が何をしてるか、人に教えてあげる気持ちで。
         丁寧って、そういうこと。」
      はああああっ!また眼からウロコがぽろんぽろんと・・・。
      しかし、踊り始めると、いろんな苦手箇所のことに追われてしまいます。
      早く、苦手箇所を、克服しなくては、この領域に行けない!(T^T)





14・小道具たちに四苦八苦する私に
       「仲良くなりなさい。小道具と。
        好きになって、仲良くすればね、応えてくれるから。」
       師匠の、こういう言葉使いが、大好きです(T^T).





15・「藤娘」のお稽古も佳境に入った頃・・すっかり落ち込みモードに浸かってしまった私に・・
          「あなたの踊り、最近苦しそうだよ。
           まず、あなたが楽しくなくちゃ。
           もっと気分を高揚させて踊りなさい。」
      本当にどうやって踊ってもどうにもならないような気分になってしまった時期でした。
      この師匠の言葉に、「はっ」と眼を覚ました私。
      「お客さんは、苦しんでるあなたなんか、見たくないよ」
      以来、まず、「藤の花が一杯の中で踊っている自分をイメージ」してから
      踊るようにしてます♪見事に気持ちが弾んできます♪♪




16・帯の両側を掴んで、前で広げる振りに大悪戦苦闘!!
          「まず手をお尻の両側に持っていけば
           帯が見つかるから、
           そしたら、掴んで、ちょっと前へならえ!
      うまいっ!・・・せんせい、本当にご説明がうまいっ!!!わかりやすいー♪





17・裾引きのお稽古で、もうしっちゃかめっちゃか・・(T^T)
          「慌てない!何があっても慌てない!
           慌てると時間が早く過ぎちゃうんだよ。
           落ち着いてゆっくりやれば絶対に間に合うのに。
           
           折角沢山時間があっても、焦ると時間は早く過ぎる。
           人生も同じ。大事に時間を使わないと。
      すぐ慌ててアワアワしてしまう私の性格が露呈した一幕・・。
        ゆったりとした気持ちを持つことは本当に大切です。
        踊ることで私はいろんなことを見つめなおす機会を頂いています。
        ホント、師匠のお言葉は深い(T^T)。語録も作り甲斐があります。
      



18・ジャズダンスやバレエをやってたせいかなあーやっぱ役者だからかなー。
        「あなたの悪い癖。
         やっぱり、顔を見せる意識が強いんだよな。
         顔じゃなくて、首筋を見せる意識で踊ってご覧」
       顔を残して回るクセは直ったんだけど・・
          前を向いたときの顔(目?)の自己主張が強すぎるとのご指摘・・。
          だからやわらかい色気が出ない?!

          首筋で踊るかあー・・・意識してみよう!!(^^)



19・大変大変「田舎巫女」。アップテンポで手の多い振りです・・。

   「踊りが重い!!
      ・・・どこが・・?問う私。
   「全部重い!!一所懸命動きすぎなんだよ。
     ヤケになって振り回してるみたいに見えるし、そうすると、
   振りをごまかしてるみたいにも見える
     
 ・・・・・一腰も落として、かつ、軽く動く・・ために一所懸命動いてたんだけど、だ、だめなのかっ?!
  ・・・とお稽古が終わった後、鏡の前でちょこちょこと踊ってみて、愕然!!
     お、重っ!!!(T^T)!ホントに重いいい!鈍重に重い!
     そのくせ、バタバタ動きすぎ!あああー。またまた大変なことになったきた!
    




20・さあさあ今日も「田舎巫女」。相変わらず「重い」私の踊り。
          「重いのはね、膝から下をおさえ付けてるから。
            わかるよ。バタバタしないように踊ろうとしてるんでしょう?
            でもね、膝でおさえるんじゃないの。
            腰でおさえるの。腰で踊るの。
            はい、今日の宿題ね♪」

      腰を落す事と、膝を曲げることは、違うということは、師匠から聞いて知ってはいるものの、
        じゃあ具体的にどうしたらよいかさっぱりわかってない私・・・。
        ただ、一つだけわかってる事は師匠は完璧に腰で踊ってるということ(当たり前だけど)。
        しっかりおさえつつも、足は軽やかに動く・・・。
        腰でおさえる・・・どうしたらいいんだろう・・(T^T)





21・カウンターパンチ。強烈だったので、書くまいと思ったけどやっぱり忘れないよう書く(T^T)・・・
          「振りと振りの間で、ふっと抜くところは抜きなさいよ。
             抜くから、次の動きが活きるんだよ。
             ずーーーーーーーっと同じ力で踊ってたら、
             あれ、いつのまにか終わっちゃった、みたいになるよ。
             振りノートのとぉーりに、
        そのまんま踊るのは、もうやめなさいよ

        久々に強烈に、くらいました。私の性格そのものにも当てはまります。
          どう克服していいか、道しるべが見えない。
          困っちゃったな。本当に。自分で見つけるしかない・・・!




22・カウンターパンチその2。
         急に芝居するなよ。おかしいよ。
            なんで、そこだけそんなドラマチックな目つきするの。」

        表情をつけて踊れるようになるには10年早い・・・・。
          わかっているけれど・・ついやってしまった・・・・。
          「動きがともなってないのに、顔や気分だけで踊る踊りが一番嫌い」と
          師匠に言われているのに!やってしまった!!!ばかばかばか!私のばか!!
        



23・カウンターパンチその3.
         踊らなくていい時に、
        絶対に踊らないでね

        止まってなくちゃいけないところ、何もしなくていいところ、などで・・
          私は独特の「動き」をして「踊っている」らしい・・・・
          「僕にはマネできない」と言われました・・。
          恐ろしい事に、今、これは自覚症状がない!!!
          鏡ではわからない!!ま、またビデオか?!(T^T)



24・「田舎巫女」お面お面お面!!!
          ・・・お面の中で、笑いなさい。
        そして、楽しいことを沢山考えなさい
         「お面、苦しいよね。ぐっとくわえてるから力も入るし。
           でもね、苦しい顔をすると踊りも苦しく見えるから。ここは、楽しいところだから。
           どうせ見えないんだから、お面の中で笑いなさい。楽しいことを沢山思いだして笑いなさい」
         はいっ!そう致します!!!!(^0^)




25・「田舎巫女」お面お面お面!!!
          ・・・「あなたの体形では・・酷な注文になるけど・・・
            お面かぶったらね、
          ふっくらしてる人に見えるように丸ぁるく踊って
          ★#$&$'+*><???!!!!(→声にならない叫び)・・・・・。
             せ、せんせい。それは・・・。え?えええー?!




26・「汐汲」。振り入れが最後までいきました。そんなある日のこと・・。

          「あなたも、だいぶいろんなことがわかってきて
              動けるようになったね
          え?!これって褒められてるのかなあ?!わあい(^0^)!
          ・・・・・・・・・・・・。と思ったのはつかの間のことでした・・・・・・・・。

          「ここからが本当に大変なんだよ。
            余計な力を抜いて、
           余計な動きをしないことを覚えていかなくちゃならないから。

           まずは、動けるようにならなくちゃならない。
            しっかり力を使って動けるようになるまでが、まず大変で、
            それができるようになったら、今度は、
            力を抜いて動かないことを身に付けないと。
           それができて初めて
            「おっ!」って踊りを踊れるようになる。

           動いて覚えて、動かないで使う

            そういうことだよね。」
        
        「僕の言ってること、わかるかな。動いて覚えて動かないで使う。日本語として変かな」
          ・・・ぜんぜん変じゃないです。先生。これは名言です。
          「力を抜くってのは本当に難しいことなんだよ」。はい・・。そう思います。
          「力を抜くのと、ゆるく踊るのとは違う」。前にも言われました・・。
          果てしない道のりの始まりを宣言されたようで、、私は武者震いする想いです。




27・「供奴」のお稽古です。初めて本格的に「男」です。
     私:「先生。男の首振りがわかりません」 
   師匠:「え?首振りは、基本はみんな同じだよ」
      私:「!!!うそです!そんな筈ありません」
   師匠:「じゃ、ほら、いつも通り、今、そこで首振ってみな」

    いつも通りに「女」で1・2・3と振る私・・・・・。

   師匠:「出来てるじゃん。それでいいじゃん」
   私:「・・・だって!先生の男の首振りはこうじゃないもん!違うもん!(T^T)」
   師匠:「コレのことだろ?」
   
   師匠、「男」で1・2・3・・・

   私:「!!それです!それが欲しいんです!教えてください!」

   師匠:「身体の土台が出来たら教えてやる。
     土台がない人には教えられない。
      おかしくなるから。
   
     男を踊るための、「身体の土台」が出来てない私・・・・(T^T)(T^T)がぁ〜〜ん・・。
    カッコよく踊りたいなんて10年早かった・・土台作り、頑張ります・・・。





28・「供奴」。実は12月前半に振り入れが終わっていたのですが・・
     受けるご注意の分量が半端じゃない上に(T^T),かなり凹んでいたため語録はお休みしてました・・。

     最後の最後のポーズで、足を広げ、低くなり、左のつま先をあげ、
    右手にちょうちんを掲げ、ミエをきるところ・・・。

    「ミエっていうのはね、コレだけ踊っても、
            まだまだ余裕がありますよぉ〜〜〜!!
           ・・・ってのを出すもんなの。ね?
    んな、あなたみたいに、
    何かにぶらさがってるみたいなカッコで、必死の眼で
   ”もうだめ〜〜!いま、私に触らないでっ!!!”
    っていうのは、ミエじゃないの。わかる?

    確かに・・。最後はミエ切るどころの騒ぎじゃないくらい体力が限界を迎えています。
      心も身体も苦しくて泣いてます(T^T).





29・「供奴」のお稽古の時のことでした。少し前のことですが思い出しました・・。

           「膝、もっと。外。もっと。もっと外。もっと割って。」
           「・・私、足がO脚なので、どうしても膝が内側に入っちゃう・・・・」

            ここで師匠の一言。

           自分の身体の特徴を、
      ”できない”ことの
       言い訳にするのはやめなさい。

           「足がO脚の人なんてゴマンといると思うよ?それを克服して、
            膝をきちんと割ってる人いると思うよ?O脚じゃない人より大変だろうけどさ。
            まあ、どの人もそれなりにいろんな身体の欠点を持ってるんだから。」

            ・・・・・・・・(T^T)はい・・・先生・・・・・・
            このお言葉は、踊りだけでなく、ありとあらゆる、すべてにいえることだと思います。
            まさに名言!名言です!真のプロフェッショナルのお言葉は本当に含蓄があります。





30・「供奴」のお稽古での私は、恥ずかしいけど・・「言い訳大王」でした(T^T)。

           「また上げた足の、つま先の向きがおかしいぞ!」
           「あ・・・。前回言われたので・・ちゃんとやってるつもりなんですけど・・」

            ここで師匠の一言。

           やってる”つもり”じゃなくて。
       わかってるなら、ちゃんと”やろう”?


           そ。そうです。そうですっ!!!!その通りです!先生ごめんなさい!
           あああ・・・・・・・。もう、この踊りの時の私って・・・・
           なんでこんな言い訳がましかったんだろう?!今振り返っても恥ずかしい!
           こんな「言い訳大王」に、本当に丁寧にお稽古して下さって、感謝感謝です(T^T)





31・「鐘の岬」です。振りはほぼ入っています・・・。お稽古のときのご注意は
   「そこは左足を使ってから。」「そこまだ、早い。音があまるよ。もっとゆっくり」とかそんな感じ・・。
   もっとイロイロ言われたい・・・・・っていううちにお稽古が終わりました・・・。

      私:「・・・あの・・・・。」(お扇子を置いて座って呆然と師匠を見つめる私) 
   師匠:「へ?何??」
    私:「・・・・もう・・・おしまい・・?」
      師匠:「うん。おしまい(^^)。」
      私:「・・・・・・・あの・・・他に・・・何か・・・・」
      師匠:「言うべきことは全部言ったもん。他に言うことは、別に今、ないよ。」
      私:「・・・・・・でも・・・。何か・・・何か・・・・」


       実は「何か」はしっかりと、ありました。


      師匠:「振りの順序はね。順序はあってるんだけどね。
             風(ふう)がねえ・・・・もっとねえ・・・


      私:「ふう・・・・・・?(ため息ではありません)」

      師匠:「雰囲気もねえ・・・。
              あ、風と雰囲気、、ま大体同じことなんだけど、さ。
              踊りの風(ふう)がねえ。
      ないんだよねえ。

          (T^T)!!!!!!!!!ああああー。
        踊りに雰囲気がないってことかああっ!
        技術的なご注意よりはるかに厳しいお言葉をいただいてしまいました・・・。
        「風」のある踊り・・・。目指す場所の高さに目がくらみそうです。
          




32・「水仙丹前」。最後までいきました。細かい直しなどが入ってきました。ここからがスタートです・・・
   最近目線についてのご注意が多発中

       「要がえしするときに、じっとお扇子を見ない
         上手く要がえし、できたかしら〜?って
          確かめてるみたいに見えるよ。目線は遠くして。」
    
    「ほら!手元をじっと見るとおかしいって!
     かといって、別の方を見なくていいんだからね。
     目線はそっちでいいから、近いところをじっと見ちゃダメ
        
        目線は遠く・・遠く・・・近くのものをじっと見ない・・・・(自分に言い聞かせる)
33・お稽古の合間。師匠が奥で用事をされてるので、一人、鏡の前で自主稽古してたら・・
    師匠がおもむろに・・お稽古場の戸を半分開けて・・・・・

        師匠:「・・・ねえ・・・・・・。(にや〜〜)」
      私:「はい?」
    師匠:「・・・・あのさあ・・・(にやにや〜〜)」
      私:「はい?」
    師匠:「ドン!じゃなくて、タン!のほうが
          いいと思うよ・・・

      がびちょ〜〜〜〜〜ん!!!

     私:「え?え?(慌てて踏んでみる)こ、これは?」
   師匠:「ドン、だね・・・。」
     私:「!!!こ、これは!?(踏む)」
   師匠:「それもドン。」
     私:「え?え?!(動揺!)じゃ、じゃあタンはどうしたら・・!!」
   師匠:「ふふふん♪・・」ゆるい笑顔を残し、戸を閉めて立ち去る師匠!
     私:「ちょちょちょっと!ま、待ってください!
         達也先生!ちょっと待ってくださあい!
     ドンとタンの違いおしえてくださああああい!!」


        後でお聞きしたら・・・「言葉でうまく説明できないけど、とにかく、タン!って踏むようにならないとね」
        うひゃ〜〜〜すごい宿題です〜〜!!どう心がけよう?!



34・「水仙丹前」。珍しく、褒めていただいた時のこと・・・(嬉しくてぶっ倒れそうだった・・)。

      「今日は、とても丁寧に踊っていてよかった。
    いつもが雑って事じゃないんだけど、
    何気ない動きの一つ一つまで丁寧に踊ろうとしてたよね。
    丁寧に踊ってることが伝わるとね、
     見てるほうは気持ちがいいんですよ。
   確かに、見た目の派手さは減るかもしれない。でもね、
   まず丁寧があって、
      その上での派手さ、だから。

    丁寧じゃないのに、ただ派手ってのは、下品になってしまうからね。
    そりゃ、まだまだ、直すところは一杯あるよ。でも今日は丁寧だった。
    いつも、今日みたいな心がけで、踊って。忘れないで。」

        なんとなく、「わかってきた動き」というのがあって・・たとえば「かいぐり」とか「おすべり」とか。
      「わかってきたゆえに、なんとなーく流れた動きになってきてたよね、最近」と師匠に指摘されました。
      この日はあるきっかけで、「丁寧に踊ること」を知ることができたのです。一つの進歩。
      嬉しかった!泣き出しそうなほどに!





35・「相模蜑」。振り入れ、完了しました。すごい手の多さ。頑張ってます(T−T)
             手が多くても、忙しくなんないで。
               海の踊りなんだから、
        海の広さが感じられるように
        もっとのんびりゆったりと。

           て、てっ手がこんなに多くて、もう一杯一杯・・・!これで「ゆったり」ってどうすれば
             いいんだろう?次から次とやることが一杯で、「海のイメージ」まで、
             まだたどり着いてません。・・・ひたすら、お稽古、お稽古、それしかありません(T^T)




36・「水仙丹前」のお稽古中。お扇子に「お手紙」書いてたらテープが止まりました。

   師匠:「それ、何書いてるのかな?」
   あみ:「え?字を・・」
  師匠:「字ね。なんのために字を書いてるのかな?」
  あみ:「・・お手紙・・・」
  師匠:「お手紙だねえ。で?どんなお手紙?」
  あみ:「え・・?恋文・・・。」
  師匠:「そうだねえ。で?誰に書いてるのかな?」
  あみ:「・・・好きな人・・・。」

   師匠:「うーん。でもねえ。あなた、
      請求書書いてるみたいだよねえ。
        なんとかしてよ。それ。」
  
       ・・・もう豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまいたい(T^T)




37・「水仙丹前」・・・同じ日に言われたもう一つ。

    師匠:「踊りの流れがねえ・・・。
          性格なんだろうけど・・・こう、
          ぱきっぱきっとしちゃってるんだよねえ。」

    あみ:「ああ・・・。きっと私の踊りってラジオ体操みたいなんですね・・」

    師匠:「え?ラジオ体操のほうが
         まだましだよ。
         だって、ラジオ体操なら、この動きとこの動きの間に
         こういう『つなぎ目』があるじゃない。
         あなた、ないんだもん。」

        ・・・・もう豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまいたい(その2)



38・私が言われたのではなく、先輩の名取さんが言われていた言葉。すごい上手い表現だったので・・。
          「振りと振りのつなぎ目、ジョイント部分を工夫しようか。
           鉄板と鉄板をくっつけるのに
       プラスチックを使っちゃまずいでしょ。
       プラスチックはプラスチックでアリなんだよ?
       けど、プラスチックはプラスチックを
       くっつける時に使おう。
       鉄板は鉄でくっつけようよ
    「わあ・・わかりやすいご説明ですね!」大好きな先輩の名取さんはうなづきました。
       私はその先輩、あまりに上手で、どうジョイント部分が悪いのかわからなかったのですが、
       私自身、よくこの「振りのつなぎ目」については言われますので、非常に参考になりました。




39・「相模蜑」。浴衣浚いも近いです。お稽古も佳境。師匠に言われたことがなかなかできません・・・・。

           私:「・・・・(無言)・・」
     師匠:「何?どうしたの?」
      私:「あの・・・・。どうしよう・・
     師匠:「すぐ、そういう風に、はぁぁ〜〜ってならないの。
         今言われてすぐ出来るわけないんだから。」
      私:「でもでも・・・。どうしよう・・・
    師匠:「どうしようどうしようって、
     くよくよするヒマがあったら、
    どうすればいいか、ってことを
    考えたほうが、僕はいいと思うよ?

          があああああん!!!!と、脳天に突き刺さったお言葉でございましたが、
        その傍らで心の中のもう一人の私がこうつぶやきました。
        「た、達也せんせい・・・か。かっこいい・・・・」・・・(笑)
        グサッ!ときつつ、ぐっ!ときました。これって人生全般に通じる言葉だよなあ〜〜。
  



40:清元「文売り」はものすごく簡単に説明すると・・
   恋文を売る文売りさんが、二人の傾城の恋の鞘当と、それにまつわって起きた
   廓の騒ぎについて語って聞かせる・・・
   というのを踊りで表現するものです。


      「あなたの踊りはさあ。
          文売りさんとー、かつみさんとおだまきさん(二人の傾城)とー。
          もう一人、絢也さん(私)が出てきちゃってるのね。
          絢也さんはいらない。
          登場人物は4人いらない。3人でいい。
      意味、わかるね?」

  師匠:「急に一瞬出てくるんだよ。絢也さんが。」
  絢也:「それって。藤娘の時に、
      『折角藤娘さんになってたのに!そこで急にアンタにならないで!』って
      言われたのと同じですよね・・」
  師匠:「そうそう♪それ(^^)・・・ってなあ。じゃあ進歩してよ。」 ・・・・(T^T)・・・・・ 


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