その4・・・降臨(?)


              お天気のいい日・・。大泉での写真撮影会を迎えた。
           
写真撮影会とは何か???


       ★マメ知識・・ メタルヒーローものでも戦隊ものでも、仮面ライダーでも・・
子供番組(特撮もの)では、クラインクイン前に必ず、写真撮影会というものがあります。
雑誌やテレビ絵本などに載せるための写真を撮るのです。
いろんな会社の、沢山のカメラマンさんが集まります。
場所は、大きな公園のときもあれば大泉撮影所オープン(駐車場のすぐそば)のときもあります。
(ジバンのときは雨が降ってしまったので、急遽スタジオになったっけ)



私の最初の不安は、一体どの程度のメイクをすればいいのか??
というものだった。顔がわからないほどすごいメイク
                    要求されたらどうしよう・・?
     
       
          不安なままメイクルームに入った。しばらくすると、
         とっても大きな元気な声で誰かが入ってきた。


              「あみぃーーーー♪きたかぁー」
       
         戦隊の歴史に欠かせない名物監督小笠原猛監督だ。
           これまたジバン時代から旧知の方。
           ラミイ登場篇は小笠原組なので、撮影会にいらしていたのだ。

               「カントク・・・顔なんですけど。・・・どの程度ですかね・・?」
                恐る恐るお聞きしたところ・・・・


                      カントクのお返事は素敵だった。(^^)



             「ん?とりあえず、お前の好きにしていいよ。」

             
               (^▽^)わあい♪


         こうして・・あのラミイのメイクは私の好きなようにして生まれることとなった。
            このとき、「好きなように」させてもらえたことにはとても感謝している・・。
            自分の好きなようにメイクをするのは楽しい作業だから。

                

          さあ・・。いよいよ・・・・・・・・・。レインボー造形製のラミイの衣装と対面である。


                 デザイン画どおりの金色。デザイン画どおりの甲冑とヘルメット(?)・・
                   ああ・・いよいよ・・・これを着るのね・・・・・。


        通常の衣装と違い、衣装さんと小道具さんの共同作業による装着になる。
              ヘルメットはメイクさんの協力も必要だ。一人では何も出来ない。

                     
                       すべてを装着し、鏡の前に立った。
                    
                      私の脳内で何かが騒ぎ出していた。
                     おや?おやおや・????


              鏡の中の自分がとても愛おしい!!
           


         「ラミイ」が降りてきた瞬間だった。あんなにいやだった衣装を
         身に付けたとたん、私は何の抵抗もなく、「ラミイ」になってしまった。

              写真撮影会で、初めてラミイブーメランを手にして、
             すでにご機嫌♪でポーズを作っていた。
                  やれる!私はやれる!


          ・・・・が、この後、私の中で克服しなくてはならない試練が訪れる・・・


【その5】へ・・・


          
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