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【子供のお稽古事】としての日本舞踊
 
小さいお子様も楽しくお稽古中です（＾＾）♪みんな踊り大好き！です（＾＾）
お行儀作法を身に着けるのにも最適です。
お辞儀の仕方も上手になり、姿勢がよくなります。
着物も自分で着られ、畳めるようになります。
和のお稽古事を通じ「ひとに何かを教わる」姿勢を学ぶことは
人格形成にも非常に大きな意義を持ちます。
私なりに、【子供のお稽古事】としての日本舞踊について、考えてみました。
よろしければお読みください（＾＾）
１：■努力のすばらしさを「楽しく」身に着けられる
「最初から、踊りが上手なひとっていますか？」
わがお稽古場で最年少のYちゃんが
入門した直後に
私にした質問です。
「いません！この世に一人もいません」きっぱりと私は答えました。
「お稽古して、だんだん上手になっていくの」
「え？そうなの？」
「そうよ。お稽古するということは
ひとつひとつ階段を上っていくようなものなの。
階段は急にびゅんってあがれないよね。
今日、Yちゃんも、１段、階段上がったんだよ。」
彼女は階段を一段上るしぐさをして
にっこり笑いました
人生を生きていく中で。
いきなりできるようになるものは少ないです。
最初はとまどい、不器用でうまく進まないものばかり。
勉強でも、仕事でも。
日本舞踊に限らず、お稽古事や習いごとをすることで
「できないことを
できるようにするために努力することの大切さ」を
自然に「楽しく」身につけられると思います。
この「楽しく」が非常に大きな部分になります。
「楽しく、好きであること」
日本人には長い長い民族としての歴史の中で
「三味線」や「太鼓」の音を自然に好きになるDNAがあると思います。
そういう「音」で学べる日本舞踊は
「自然に好きになれる」お稽古事のひとつといえましょう
２：■自信と自己肯定
ひとつひとつのお稽古を重ね
できなかったことが少しずつできるようになっていくと
自分に自信がつき、
自己肯定感が育ってきます。
また、「日本舞踊」のお稽古では
普段、日常生活で着ることのない
浴衣や着物を着て動くことで
ちょっとした「違う人に変身！」気分も味わえるます。
子供は「変身」が大好きです（笑）
「変身」ができる自分に大して、ますます、
「良質な自信」を身につけていきます
３：■「楽しい居場所」を増やす
家、保育園、学校、学童・・・というところ以外に
もうひとつ、「楽しい自分の居場所」を持つことは
とても素敵なことです。
そして、先生や、ほかのお弟子さんたちと
触れ合うことによって
コミュニケーション力も身につきます。
同じように着物をきて、同じように
お扇子を持っている「仲間」は
老若男女問わず「仲間」です。
日本舞踊は、年齢を問わず
一緒に楽しめるお稽古ごとの一つです。
 
４：■礼儀を学ぶ
礼に始まり、礼に終わる。
「踊り」を学ぶことと同時に
日本舞踊では「礼」を学ぶことができます。
「よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」
どんな小さなお子様でも
この言葉を毎回、はっきり発音して
ご挨拶します。
ひとに物を渡すときにはきちんとひざをつく、
大事なものは両手できちんと持つ、
そういう「当たり前」のことこそ
なかなか日常で身につけにくいものです。
日本舞踊のお稽古の中で
そういうことが自然に習慣になっていきます
 
５：■無理なく体を動かせる
「体が弱いのでスポーツは・・・
でもあまりおとなしくしてても体力がつかない・・
無理なく体を動かすことができるお稽古事は・・・」
・・という理由で
日本舞踊をお稽古事に選んで
入門されたお子様が、以前、私の師匠のお稽古場にいらっしゃいました。
激しい体力の消耗をすることなく
姿勢を正し、おひざを曲げることで
無理なく筋肉をつけられます。
何より姿勢！
美しい姿勢を身に着けるのに日本舞踊は最適です。
姿勢がよいことは、心にもよい影響を与えます。
気持ちがシャンとすることはもちろん、
視界がひろがるので、おおらかな気持ちを持つことができます。
６：■日本の伝統文化に触れる
日本人に生まれてきたのに
日本の文化のことを何も知らない・・・！という
大人の人が沢山います。
私もそのうちの一人でした。
日本舞踊を学ぶことにより
自然な形で、三味線などの楽器や
長唄や浄瑠璃に自然に興味がわきます。
また、歌舞伎への興味もわき
自然に無理なくなじんでいきます。
国際社会の今だからこそ
「これぞ日本！」という文化の一つを
身に着けていることは
大人になったときに、間違いなく、宝になり、
武器にもなっていくことでしょう
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