第73回藤曄会〜「松廼羽衣」
2008年5月31日
第73回「藤曄会」(国立劇場)にて
私は常磐津「松廼羽衣」の「天女」を踊りました。
相手役の「伯了」は、なんと
私の師匠・藤間達也先生。
いつか国立劇場で踊ってみたい・・
いつか「藤娘」が踊ってみたい・・・
いつか名取さんになりたい・・・
いつか国立劇場で名披露目したい・・・
それらの私の「夢」はなんと全て実現し、
それで満足できない、
強欲な私の次の夢が、
「いつか師匠と、同じ舞台に立ってみたい」
でした。
名披露目から2年。
その夢がこんなに早く実現することになろうとは。
プログラムに並んだ二つの名前を
今、見ると、
しみじみ嬉しさがこみあげるのですが、
本番を迎えるまでの厳しいお稽古の日々は
その嬉しさをかけらも感じることのできないものでした。
しかしながら、私は本番の舞台の上で
楽しさ一杯で踊ることが出来ました。
そんな私の「天女」の記録です。
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